1芯双方向かつ1.6T伝送を実現するトランスポンダ/マックスポンダ「LE410TA/B」
新製品のお知らせです。「LE410TA/LE410TB」をそれぞれリリースしました。LE410TAとLE410TBは拠点と拠点の対向でそれぞれ使っていただく必要がありますので、2製品の同時リリースです。

WDMというカテゴリーの製品なのですが、ITネットワーク機器の仲間としてはレアな存在ですので、WDMに慣れていない方向けに説明していきます。
「LE410TA/LE410TB」は、1Uサイズでありながら最大1.6Tの大容量伝送を実現するトランスポンダ/マックスポンダです。
と最初の説明文に書かれているのですが、この時点で説明が必要と思いますので触れていきます。
まずトランスポンダ/マックスポンダが聞きなれない言葉だと思います。どちらも光ファイバー線を用いた通信に用いられます。トランスポンダは1つの波長を変換・中継するのに対し、マックスポンダは複数の波長をまとめて1つの波長に変換・中継します。
大容量伝送ができるということよりは、1本の波長にまとめて長距離伝送ができ、光ファイバー線が減らせますので、コスト削減が可能になるということが大きいように思います。
この製品は400Gのアップリンクが4つあり、それぞれ100GB×4を400GB×1に束ねて、LE410TAとLE410TBのあいだで通信することが可能です。

本製品の特長のひとつとして、EDFA搭載により35dBのバジェットを実現、とあります。光長距離伝送では色々な要因によって通信品質が悪くなりますが、その要因の合計を低くできたので、長距離伝送ができる製品です、ということです。
さらに、パフォーマンスモニタやリモート電源断検知といった充実した管理機能がついています。ただのレイヤ1伝送機器ではありません。
LE410TA/LE410TBは、データセンター間の接続やキャリアネットワークなど、大容量・長距離伝送が求められる環境に最適な製品です。