NS2000VPELシリーズのPoE設定

NS2000VPELシリーズのPoE設定

前回は、FXCのPoEスイッチ、NS2000VPELシリーズの日本語GUIについてご紹介しました。

スイッチングハブのCLIは、コマンドについて習熟しないと扱うことが難しいと思われますので、NS2000VPELシリーズの日本語GUIで簡単に設定を行うことができるようになるのは、良い面もあるかと思います。

どなたでも簡単に扱うことができるNS2000VPELシリーズ、よろしくお願いします!(直球の宣伝)



さて、今回はNS2000VPELシリーズのPoEの設定について、日本語GUIの画面を見ながら特徴など説明できたらと思います。

日本語GUIのホーム画面から、PoE→ポート設定に進むとこのような画面が出てきます。



供給可能電力と消費電力が表示されています。現在のPoE供給電力がわかりますので、PD(受電する側)機器追加の目安になりますね。

ポートごとにPoE機能のON/OFFが可能で、PD機器のクラスも設定できます(クラスは自動とすることも可能です)。


PoE給電の優先度を設定することが可能です。PoE電源の電力使用量が装置全体の最大供給電力を上回った場合は、いずれかのPD機器の電力供給を止めなければいけませんので、その優先順位を決めることができますよ、というものです。



また、PoEの給電時間を決めることが可能です。
PoEスケジューリングと呼んでいますが、給電の開始・停止の時間を設定します。この場合の「時間」はこの機器に設定されたシステム時間を指しますので注意してください。


PoEスイッチにPD機器を接続すると、PoEスイッチ側は初期設定時の電流クラスレベルを検知して、自動的に調整を行い、給電を開始しますので、自動的に電力を割り当てることができます。しかし、のべつまくなしにつないでしまうと最大供給電力を超えてしまいますので、あらかじめ設定して。ぜひお試しください。

次回は、PoEについての基礎的な紹介を行ったセミナーの模様をお知らせします。

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