【初心者向け】電源なしでネットワークを作るには?
Share
こんにちは。FXC株式会社広報担当のAです。
今日は、ある日突然社内システムの担当になってしまった、まったくITネットワークの知識がない方向けに、入門の門の前のようなお話をしようと思います。
パソコン同士をつないで、社内かクラウドにあるサーバー内のExcelなどのファイルを共有するというのが、もっとも原始的なネットワークです。
パソコン数台ならば、ただつなぐだけでいいかもしれませんが、その数が増えてくると、グループ分けなど管理をしなければなります。
初回からその辺の難しい話は避けたいので、もっと簡単な、物理的な話をします。
とかく、人は便利なものを追い求めるものです。ネットワーク機器もご多分に漏れず、「これ、なくてもいいんじゃね?」というものが出てきました。
ひとつは、パソコンとスイッチなど集線装置をつなぐUTPケーブル。これをなくすために無線アクセスポイントや無線ルーターが生まれました。
もうひとつは、なんと電源ケーブルおよび電源アダプター。
機械は電源がないと動きませんが、コンセントに電源をつないで電気を供給してもらうかわりに、ネットワーク上の信号から電気をもらおうという技術が開発されました。PoE(Power over Ethernet)といいます。
下の図はPoEを利用することで電源ケーブルや電源アダプターがいらなくなります、というものです。
下の機器類がざっくりいえばコンセントいらずになります。繰り返しになりますが、下の機器類が動くための電気は、上のPoEスイッチと呼ばれる機器が供給します。
これ、実際オフィスで使うことを想像すると、すごく便利というか、コンセントの必要数が減ることや、デスクに黒い電源ケーブルとアダプターがなくなるというだけで、なんかいいですよね(雑)。
一番右にある製品は、上のものと同じスイッチで、この図では電気の受け手になっていますが、電気の受け手にもなれるし送り手にもなれるスイッチも存在します。
これを利用すれば、スイッチの多段接続といいますか、そのスイッチをさらに先にPoEの受け手となる機器を置くことが可能になります。便利!(雑)
オフィスのワークスペースを想定するときに、PoEを利用すれば、電源コンセントが減らせる、黒い電源ケーブルや電源アダプターも減らせることは大きなメリットになります。ぜひ名前だけでも憶えてくださいね。
最後に、企業のブログなので、お約束の宣伝なのですが、Shopifyでご紹介している弊社製品にもPoEの電気の送り手、受け手になれるものが多数ございます。お時間のあるときにご覧になってください。
ではまた!